こんばんは。
コトラーは以前、消費者の購買行動をAIDMA(アイドマ)と定義付けていました。
A=Attention:注目(その商品の存在を知る)
I=Interest:興味(興味を持つ)
D=Desire:欲求(欲しいと思う)
M=Memory:記憶(記憶する)
A=Action:行動(購入する)
といった感じです。
しかし、コトラーはコトラーのマーケティング4.0という書籍の中でスマートフォン時代のカスタマー•ジャーニー”5A理論”という新たな定義で消費者の購買行動を定義し直したようです。
A1=Aware:認知(友達に勧められたりネット情報を見たりして、その商品を認知する)
A2=Appeal:訴求(欲しいと思い、好きになる)
A3=Ask:調査(友達に聞いたりネットで調べたりすることで、良いと確信する)
A4=Act:行動(購入し、利用する)
A5=Advocate:推奨(非常に良いと思ったので使い続け継続的に購入し、家族や友人にも推奨する
といった具合です。

つまり、以前は購入してもらうことがゴールになっていた企業側の姿勢を見直して、推奨してもらうことをゴールに企業はモノ作りをしていかなくてはならない時代がやってきたという訳です。
顧客と販売者が共にモノ作りに参加しているような感じですね。そういう意味ではやはりSNSやネットの活用を外してモノ作りをすることはできないですね。
ですのでSNSのフォロワーは半顧客になり得るということです。
となるともちろん誰が考えてもフォロワーを増やす、またはインフルエンサーを使って販促をうつことはとても重要なことになります。
しかしながら、そもそも作るモノの質が伴わないと促進するものがない、または推奨したくないということが発生します。5A理論でいう2〜3で引っかかって、4、5に進まないということになりますから。

情報が豊かになるということは、ごまかしが聞かない社会になってきているということです。しっかりと良いモノを作って、好きになっていっていただくことは大切ですね。(もちろん企業として利益を出しながらです!)
では!



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