おはようございます😊
私が20代大阪で仕事をしていた頃の話です。
当時お酒にハマってまして、会社帰りに阪急百貨店のお酒売り場にふらっと入った時に、白髪のお爺さんのソムリエさんに出会いました。
お酒にはまってたと言いながら私はその時全くワインはわからない状態でした。
そのソムリエさんは私に近づいて来て、
「ワインお探しですか?」
と来たのであちゃ〜っ、何もわからんしなぁと思いながらドキドキしていました。
「いや、全然知らなくて。ただ何となく見てたんですけど。」みたいな感じで対応したと思います。
すると、「今日の晩ご飯は何ですか?」と聞かれ、私はその場から嫁に電話をしました。
嫁は「今日は餃子やで。」と言ってきたので、ソムリエさんに
「残念、餃子でした。ワインは無理ですね。」とお伝えすると。
「実は餃子に合うワインもあるんですよ。」とのことで驚きました。
ソムリエさんはわざわざ新品のワインを開けてくださりテイスティングさせてくれました。
そのワインはゲヴァルツ トラミネールというワインで、ぶどうなのにライチのような味のするワインでした。
ソムリエさんは「中華料理のデザートにライチが出てきたりするでしょ?ああいうイメージで飲んでみてください。」
私はこの日から阪急のワイン売り場に通い始め、ワインやらその他のお酒、チーズも勉強させていただきました。かなりのペースで通い、いろいろ説明を受けながら試飲の毎日でした。産地の違いを飲み比べたり、男性が作ったのと女性が作ったのを飲み比べたり、昔ギリシャのワインが飲めない庶民がワインの代わりに飲んでたお酒を飲ませてもらったりして、ソムリエはワインだけを知っていてもダメなんですって教わりました。
また、その日に購入したワインに合うチーズも手ほどきを受けてチーズ売り場まで一緒に買いに行くという離れ技もw
(ちなみに好きなチーズはオッソーイラティという羊のチーズです。山羊より臭みは無いし焼くと最高にいい匂いがします。なかなか店には入ってこ買ったのですが、見かけたら買ってバケットにのせて焼いて食べてました😁)
しばらく通った後、仕事が忙しくお店には行けてない日が続いてまして、久しぶりにワイン売り場に行った時にいつもの白髪ソムリエはおらず、女性のソムリエさんがおられました。
ちょっと寂しくなったのが、その女性のソムリエさんの第一声が「ご予算はいくらくらいですか?」と言いながら私の身なりを確認してました。(一応スーツでしたけどw)
ソムリエさんは予算も考えてあげるのが大切なのはわかるんですが、第一声が予算となるとテンションはダダ下がり。それ以来時々覗いても白髪のソムリエさんには会えず、店にもあまり行かなくなりました。
元気にしてはるかなぁ😊
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