おはようございます😊本で見つけたお話しシリーズです。
香港で靴の製造会社を経営する人物がいた。
ある日、彼は南太平洋の孤島に靴の市場が存在するかどうかを知りたくて、一人のセールスマンを派遣した。その男は、現地の様子を見てすぐにメールを送信した。
「島の人間は靴を履いてません。よってここには市場は存在しません。」
納得のいかない経営者は、別のセールスマンを派遣した。その男からのメールは次のような内容だった。
「島の人間は靴を履いてません。よってものすごい市場が存在します。」
これにも納得いかなかった経営者は、さらに別のセールスマンを派遣した。この男は、前に派遣された二人のセールスマンと違って、マーケティングの専門家でもあった。
彼は、部族長や現地人にインタビューした上で、こうメールしてきた。
「島の人間は靴を履いてません。そのため、彼らの足は傷つき、あざもできています。
私は部族長に、靴を履くようになれば島民は足の悩みから解放されると説明しました。部族長は非常に乗り気です。おそらく初年度だけで5000足は売れるでしょう。島までの輸送経路と島内の流通経路を確保するのに要するコストを差し引いても、大きな利益が生まれる可能性がある事業だと思われます。早急に話を進めましょう。」
一つの物事に対する捉え方は人それぞれですが、ビジネスにおいて需要は2種類あって、顕在需要と潜在需要です。
顕在需要は明らかにわかる需要があることですが、これは少しのコストで利益を生む可能性がありますが、あまり大きな利益は期待できないことが多いです。
しかし、潜在需要は大きなコストや時間はかかりますが、大きな利益が生まれる可能性があります。
新しいビジネスをする場合は、顕在需要だけではなく潜在需要がないかをよく調べて、考えて需要を作り出さなくてはならないというお話しでした😊
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